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2022年6月7日(火)

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葬儀と供養の情報発信【9】 「お棺に入れる副葬品について」

 

お棺に入れる副葬品について 編

 

  ▼副葬品とは

   副葬品とは、旅立つ故人様への手向けの品として、お棺に納めて故人様とともに火葬する品のことです。

   副葬品としてよく選ばれる品には、花、故人様に宛てた手紙、故人様のお気に入りだった物、衣類、千羽鶴、           

   朱印帳・納経帳などがあります。

   他にも故人様が天国で使用するための品もご一緒にお棺に入れてあげると良いでしょう。

   副葬品は入れなければならない物が決まっている訳ではありません。しかし、入れてはいけない物というのは

   いくつかございます。

 

  ▼副葬品に適しているもの

   副葬品はご遺体と共に火葬するため、可燃性かどうかも視野に入れて考えなければなりません。

   その中でよく選ばれる副葬品をご紹介します。  

 

   衣類

   故人様がよく着ていた、お気に入りの服は副葬品としてよく選ばれます。

   帽子などの小物も良いでしょう。

   できるだけ綿や絹、麻などの天然素材のものを選びましょう。

   また仏教ではあの世で仏になると言われているので、巡礼服も旅立ちに相応しい副葬品と言えるでしょう。

 

   写真

   遺影にできる写真は1枚だけです。なので、故人様が趣味を楽しんでいる写真など故人様の素顔が

   分かる写真は何枚か入れてあげると良いでしょう。

   例えば、海がお好きだった故人様には、海の写真なども良いでしょう。

   しかし、写真を副葬品にする際には、存命の方が写っている写真は避けたほうがよいとされています。

 

   手紙

   故人様が大切に保管していた手紙や、故人様に宛てた手紙なども副葬品として選ばれる方が多くいらっしゃ

   います。

   手紙には故人様との思い出や感謝の気持ちを書き、冥福を祈る内容にすると良いでしょう。

   また、手紙を入れる場合は喪主様やご遺族に一言伝えることも大切です。

 

   

   祭壇の周囲に飾った供花や、花祭壇に使われた花などを、故人様の周囲に納めます。

   故人様が好きだった花や育てていた植物、また、残された人が故人様に贈りたい花を副葬品にするのも良いで   

   しょう。

 

   タバコ

   故人様が愛煙家であったり、入院中でタバコを我慢していたのであればタバコとマッチが選ばれます。

   しかし、タバコを副葬品に選ぶには注意点がございます。

   例えば、タバコが原因でお亡くなりになられたのであれば配慮が必要になります。

   一方、亡くなった後なのだから天国では好きにさせてあげたいという方もいらっしゃいます。

   お知り合いに添える副葬品でお考えの際はご遺族への確認が必要です。

 

   千羽鶴

   故人様の闘病中に贈った千羽鶴を入れたり、亡くなってからあの世での幸せを願って千羽鶴を折って入れます。

 

   お酒

   お酒が好きだった故人様の副葬品として選ばれることが多いです。 

   瓶や缶は燃えないので、紙パックを選んだり、燃える容器に移して添えたりします。

   可燃性を考えて量は少ないほうが良いでしょう。

 

   御朱印帳

   御朱印帳は寺院を参拝した時に御朱印をいただくためのもので、生前に徳を積んだ証ともいえる物です。

   故人様と共に火葬し、ご冥福をお祈りするための副葬品として好まれます。

 

  ▼お棺に入れられないもの

   お棺に入れることを禁止するものの判定は自治体や、火葬場によって異なります。

   事前に確認することが大切です。

   一般的に禁止されている副葬品をご紹介します。

 

   金属、ガラス製品などの不燃物

   故人様が身に着けていた腕時計や眼鏡を入れたいと思われる方は多いですが、それらは燃え残ってしまったり、

   遺骨に傷がついてしまう可能性があるため入れられません。

 

   革、ポリエステル、プラスチック、ビニール、ゴム製品

   革やポリエステルなどの化繊を使った洋服やバッグ、靴などは燃え残ったり溶けてものが遺骨を汚す原因と

   なります。

   ビニールやプラスチック、ゴムで作られたおもちゃや置物などは燃やすと有毒ガスが出ますので

   禁止とされる場合が多いです。

 

   お金

   「貨幣損傷等取締法」があり、貨幣を故意に燃やしたり傷つけることは法律に違反する恐れがあります。

   また、火葬を行う炉に対してダメージを負わせないため、納棺時に金属を入れることは原則禁止とされています。

   日本では、この世とあの世とをつなぐ三途の川が信じられており

   川の渡り賃としてかつては硬貨を副葬品にすることがありました。

   宗教によっては「お金は必要のないもの」としているところもありますので

   菩提寺の御住職や葬儀社スタッフにご確認されるとよいでしょう。

 

   カーボンが使われているもの

   杖やゴルフクラブ、ラケット、釣り竿などカーボンが使われているものは

   焼却炉の故障の原因となるため入れられないことが多いです。

 

   爆発の恐れがあるもの

   スプレー缶や缶詰、ライターなどは火葬中に爆発の恐れがあるため、遺体はもちろん、火葬炉を傷つける場合

   がありますので禁止されています。  

 

   大量の副葬品

   燃えやすい紙(手紙)や衣類でも大量に入れられると燃えた後、灰になって遺骨が灰で埋もれてしまうので

   避けたほうが良いでしょう。分厚い本なども控えたほうが良いです。

 

  ▼事前に申告が必要な副葬品

   ペースメーカーなどの医療器具

   医療器具は火葬中に爆発の恐れがあるので事前に申告が必要です。

   体に埋め込んでいて取り外すことができない場合も、事前に伝えることで事故のリスクを抑えることができます。

 

   食品

   故人が好んでいた食品や飲み物を入れる場合は、事前に申告して入れて良いかどうかを確認しましょう。

   特に水分が多いものは火葬の妨げとなり、火葬時間が長くなる可能性があります。

 

     ▼最後に

   副葬品は故人に向けた最後の贈り物です。

   気持ちのこもった品を添えて送り出しましょう。

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