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2022年1月23日(日)

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葬儀と供養の情報発信【8】 「宗教者への御礼について」

 

宗教者への御礼について 編

 

  ▼宗教者への御礼

   お葬式に宗教者を呼んだ場合、御礼を行うのがマナーです。

   祭壇や遺影などお葬式にかかる費用とは別に、儀式を執り行う宗教者に対して「御礼」が必要となります。
   宗教者へのお礼は、仏式(仏教)では「お布施(おふせ)」・神道(神社関係)では「ご神饌料(ごしんせんりょう)」

   キリスト教では「献金」など、宗教によって呼び名も異なります。ここでは、仏教での「お布施」を中心にご紹介します。

 

  ▼お布施を渡す理由

   葬儀の際、ご遺族がお坊さんや僧侶などの宗教者に渡すお布施は、宗教者を通してご本尊に捧げるものであり

   宗教者自身にあげるものではないと考えられています。

   お布施によって宗教者やその家庭を支えることで、間接的にご本尊をお守りするという意味合いを持ちます。

   お布施は何かの行為に対して支払われるものではありませんが

   読経や法話に対する謝礼金と捉えられることも多いようです。

 

  ▼お布施の相場について

   お布施の金額は、地域、宗派、お寺との交流の深さなどによって決められます。

   決まった金額はないため、お布施の目安を宗教者に直接尋ねることも失礼にはあたりません。

 

   同じ宗教者に式場や自宅に来てもらい、通夜、葬儀・告別式、初七日法要まで2日間にわたって依頼する場合

   20~35万円あたりでお布施を包むことが多いようです。 

 

   キリスト教の場合、神父や牧師への御礼は教会に対する寄付という意味合いになります。

   この場合の相場は、20~40万円といわれます。

 

  ▼「戒名」に関わるお布施

   「戒名」とは、仏教上の仏弟子としての名前のことです。

   戒名には階級があり、「信士・信女」が一般的に多くの方が授かる戒名です。

   それより上は「居士・大姉」「院居士・院大姉」、そのほか各宗派で様々な戒名があり

   下記のような相場であるといわれています。

   □「信士・信女」   15~30万円程度

   □「居士・大姉」   30~50万円程度

   □「院居士・院大姉」 100万円程度

  

  ▼葬儀でのお布施の金額 まとめ

       ①戒名を付けないで出棺時に拝んで頂く    10万円程度

   ②戒名を頂かず、通夜・葬儀で拝んで頂く     20万円程度

   ③戒名を授けて頂き、通夜・葬儀で拝んで頂く     30~35万円程度より


   あくまで目安なので、実際には寺院や地域によって金額は大きく異なる場合があります。
   菩提寺と檀家の関係性によっても目安とは異なる場合があります。

 

  ▼「納骨」に関わるお布施

   お墓や納骨堂などに遺骨を納める際、納骨式などを行う場合があります。

   その際には、1万円から5万円くらいがお布施の相場といわれています。

 

 

   ▼「法事」に関わるお布施

   初盆、お彼岸、四十九日目、一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌の際にも、

   宗教者を呼んで供養をしてもらう場合にはお布施を用意する必要があります。

   法事の際に渡すお布施の相場は、3~5万円が平均的といわれます。

   法事を行う際は、宗教者との付き合いが既にある場合が多いので

   親戚などにお布施の額を相談する方も多いです。

   法事の際には、お布施以外に5千円~1万円程度のお膳料、お車代、ご塔婆代を渡す場合もあります。

 

   お盆法要の際、菩提寺のお坊さんを家に招き読経をあげてもらった場合のお布施は、5千円から1万円が相場です。

   (ただし、故人がなくなってから初めて迎える初盆の場合は、3~5万円が目安になっています。)

  

 

  ▼お渡しするタイミングについて

   できる限り、宗教者が到着し最初に挨拶した時に御礼をお渡しするのが望ましいでしょう。

   タイミングが無かった場合、儀式が終わった後の挨拶の時に渡すのがよいでしょう。

 

 

 

         ※ ここで紹介しましたのは、主に関東圏の葬儀における標準的な例です。 ※         

 

  

      ▼最後に

   葬儀の費用については、ご自身で調べてみてもよく分からないことも多いかと思います。

 

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